Caffè Buona Forchetta~食いしん坊カフェ~

日々の美味しいものとこれから作りあげるものの話

続・フランスパン

その後、なかなか復習する時間が取れなかったフランスパンですが、先日やっと時間を作って復習してみました。

先日のお教室で頂いたレシピ、材料も揃えて、パンを捏ねる板とパンを発酵させるときに使うキャンパス地も購入。

いざ捏ね始めてみたものの、やっぱり時間が経ってしまっているから自分のメモだけでは細かい注意点が思い出せなくてうろ覚えでやってしまいましたが、お教室でやった時よりも生地がしっかりまとまっていい感じに。

だがしかし、いざ生地が出来上がって発酵という段階で、しばらく使ってなかったタニタの温度計(200度とかまで測れるやつ)の電池が液漏れしていて使えないことが発覚。。始めたのは朝早くだったのでコンビニしかやっておらず、温度は前回の時これくらいだったかなぁというあたりで調整。フランスパンの場合他のものよりも低い発酵温度が必要なので手で温まってしまったものは少し冷蔵庫に入れたりするようです。

それでも生地はちゃんと発酵してくれて、成形もでき、キャンパス地で挟んで二次発酵。こうしてキャンパス地に挟んで置いておくことで、適度な湿度と乾燥を保てるようです。

f:id:buonaforchetta2019:20191004073933j:image

発酵が済んで、いよいよクープを。このクープの入れ方がなかなか難しい。うまく斜めに切れ目を入れることであのフランスパンのめくれ上がった皮のパリッとした部分が出来上がる。

私はクープ専用のナイフを買ったのだけど、うーむ。。生地に張りがなくてスッとナイフが入らない。ナイフは買ったばかりだし切れ味はいいので生地の方に問題か。

f:id:buonaforchetta2019:20191004074302j:image

一見ちゃんと入ってるように見えるんだけど、焼きに入ったらこのクープが見事に消えてしまった笑 慌てて温度を下げる時に取り出して更に切り込みを入れてみたが仕上がりは。。

f:id:buonaforchetta2019:20191004074428j:image

間に合いませんでした。。。笑

切ってみると中の気泡?もかなり細かくて、フランスパン特有の空洞がない。

f:id:buonaforchetta2019:20191004074510j:image

味は普通に美味しいんですけどね。

パン教室の先生は作ったものを写メしてくれたらアドバイスしますと言ってくださったので送ってみると、まずクープの切れ目が入らなかったのは発酵が足りなくて生地に張りがなかったからではのこと。確かにお教室ではスッと切れ目を入れたらその場で切れ目が広がるくらいの張りがあったのだが、私のはペタッとしたまんま。

あと、途中でオーブンを開けてクープを入れなおしちゃったんですと告白したら、途中でオーブンを開けるのは絶対ダメ、と言われました。オーブン内の温度が下がっちゃうからですね。

パンの気泡が細かいのはパンの生地を捏ねる時に少し台に打ち付けるのですが、その時に力が強すぎて捏ねすぎになってしまったのではとのこと。確かにお教室でも、ほんの少し、お布団を叩くくらいの強さでいいですよ、と言われていたのに私のはちょっと強すぎるかなと言われていたんでした。。

やっぱりまだやってはいけないことがよくわからないみたいですね。オーブンを途中で開けたのを怒られたので、温度計が壊れてて発酵温度が正確に測れなかったことは内緒にしました笑 お教室では何か失敗しても先生が直してくれるし、過程やタイミングも見てもらえるけども、まだまだ自分では判断が難しいなぁ。。

先日フランスパン4回講座の1回目を単発で受けさせてもらって、1回目を受けたら2回目の講座もまた好きな時に受けられるとのことだったけど、1回目を繰り返し受ける人もいるとか。その時はそんな人もいるんだーと思ってたけど、今はわかる笑 一回じゃ基本は身に付かない!!(当たり前だ)

というわけで、近々またお教室に伺おうかと思いますが、それまでにまずは自分で何度か試行錯誤しておきたいですね。それで何かコツが掴めてうまくいくかもしれないし。トライ&エラーです。

ちなみにパンは前日に仕込んでおいた手羽元のカレーと共に美味しくいただきました♡

f:id:buonaforchetta2019:20191004080014j:image

川越アトレ「Beauty Festa」に出店いたします~!

10月に川越アトレ7階の催事場スペースセブンにて行われるコスメやフィットネス、低糖質のフードに特化したイベントに出店させて頂くことになりました~~

そのイベントに先立って、アトレ2階入り口スペースで、なんとこちらはサルティンボッカ単体での販売も!

10月8日(火)~10日(木) 
アトレ2階入り口スペース(川越駅側)

10月12日(土)~13日(日)
アトレ7階催事場「スペースセブン」

メインイベントの方の詳細はまだ頂いていないのですが、ゲストを招いてコスメやフィットネスのイベントや様々な販売が行われるようです。

今回は地元で低糖質のお菓子を作っている店舗と言うことで担当の方がショップを検索して下さったようで、昔出店させて頂いたファーマーズマーケットの時の情報なども元にお声掛けくださいました。地元のデパートにお声掛け頂けるなんて本当に嬉しいです!!

ただ、、デパートでの催事の参加は初めてなので、どれくらいの規模のお客様がいらっしゃるのか、どれくらい商品を用意したらいいのか、全く未知数で頭を悩ませています笑

イベント期間の中日にお休みを1日頂いたので、とにかく多めに準備して、その1日で追加分を作るなど調整していきたいと思います。

お近くの方もそうでない方も、アトレは川越駅目の前なのでぜひぜひ遊びにいらしてください~!!

ローカルクリエイター交流会 in ちゃぶだい

先日、タイトルの交流会が地元川越で開催されるということで行ってきました。

イベントの概要はこんな感じ

MotionGallery×FootPrints 共同企画- 地域をつくる人たちに出会う旅 -

日本各地のゲストハウスを毎月めぐり、地域で面白い活動を企む人たちが垣根を越えて出会える場をつくることで、新たな関係性やプロジェクトの芽を育もうとする企画「ローカルクリエイター交流会 -Guesthouse Caravan-(以下、キャラバン)」。

クラウドファンディングのプラットフォームMotionGalleryによる「日本各地で誕生しようとしている熱いプロジェクトにエールを送りたい」という思いと、ゲストハウス紹介サイトFootPrintsによる「ゲストハウスのある旅を通じて、暮らしの選択肢が広がるきっかけを届けたい」という思いを組み合わせて実現しています。

第20回のキャラバン開催地は、“小江戸”と称される蔵造りの町並みが特徴的な、埼玉県川越市です。この町にある築100年以上の長屋をリノベーションした宿「Chabudai(ちゃぶだい)Guesthouse Cafe&Bar」で運営メンバーの1人である西村 拓也さんから、なぜ川越でゲストハウスをはじめたのか?という活動の原点についてプレゼンいただきます。

***** イベント紹介文より抜粋 *****

25人の参加者の顔触れは本当に多彩で、ゲストハウス経営経験者がやはり多かったようですが、他にもライターさん、広告関係の方、映画関係の方、写真関係の方、飲食業経営の方、学生さん、介護士さん、ヨガのインストラクターさんなどなどいろいろな立場でクリエイティブなものに関わっている人達が詰めかけました。

この交流会の会場となったちゃぶだいさんですが、ここは古民家をいろいろな方の手を借りてリノベーションして、ゲストハウスとカフェ&バーとしてとても素敵な場所として生まれ変わりました。

chabudai-kawagoe.com

オープンまでの作業の様子なども全てFacabookで近況報告されていたのでずっと興味深く見ていて、オープンしたら早速行こうと思っていたのに、なかなかタイミングが合わず結局今回が初訪問となってしまいました。

共同代表である西村さんは11年も某有名会社に勤めていましたが、ゲストハウスでの人々の交流の場に魅力を感じて、なんと在勤の間2週間くらいずついろいろな都内のゲストハウスをあちこち転々としては数多くの人達と交流をしてきたそうなのです。荷物はキャリーケースにまとめられるものだけで、必要なものは実家に置いたり取りに行ったりで済ませていたそう。

ある時、心を決めて会社を辞めることになった2週間ほど後に川越で行われたまちづくりキャンプという、リノベーションによって川越の古い建物を再生化して有効活用していくためのノウハウを学ぶプロジェクトにたまたま参加し、そこで出会った他の二人と3人でゲストハウスちゃぶだいを企画、実際に作るという流れになったのだとか。

こういう方の話を聞いていると、いやほんと人との出会い、流れ、タイミングってうまいこと重なっていくもので、そんな好機が巡ってきた時にいつでもためらわず、逃さず掴んでいくことっていうのが大事なんだなあと思う。

川越は最近こういうリノベーション事業が本当にたくさん行われてきているし、川越の中心だけでなく、川越から2駅下った霞が関(今のところに引っ越すまで1年ほど住んでた)などでも、シャッター商店街をなんとか蘇らせようと、ちょっとずついろいろな人が面白いお店を立ち上げ始めています。

西村さんといろいろ話をしてみて、自分も川越からかすみあたりでなにか事業ができたらいいなという話をしたら、だったらこの人たちの話を聞いてみたらと紹介してもらった方々のイベントにたまたま今週末にすでに参加予定にしておりました笑 これは楽しみ!

今月はまた月末にも街づくりに関するイベントもあるし、あちこちに顔を出して今後のヒントやアイデアをどんどん蓄えていけたらいいな。

今回のイベントでもたくさんの方々と知り合いになっていろいろお話ができてとても有意義な時間でした。あまりにもたくさんの方々がいて全員とお話することは時間的に叶わず、今回のゲストキャラバンを運営しているDariさんとMokoさんともあまりゆっくりお話しできませんでしたが、おふたりの出がけているクラウドファンディングにも興味があるので、またここから繋がっていけたらなと思います。

今回ここでつながった人たちの世界をまたひとつずつ覗いていくのが楽しみです。こうやっていろいろな人のこれまでの生き方のストーリーを聞いていくのはとても刺激になりますね。改めて自分はこれから何をしたいのか、どこでしたいのか、など考えてみました。

私はコンサートができるサロンカフェを作るのが夢ですが、私にしかできないスタイルはなんだろう。バロック専門サロンにするのもあんまりなくて面白いかもしれない(でも楽器はどうする?チェンバロやオルガンを入れるとしたら予算が。。バロック専門ならサロンの音響も重要だし)。

カフェの内容は?今はネットショップで糖質オフ菓子を出しているけど、糖質オフカフェにするつもりはなくて、でもオフのものも提供できるようにはしたい。あまり欲張っても後がたいへんなので、焼き菓子と飲み物から始めて、朝が得意な私はやはりモーニングを充実させたい。

イタリアやカフェで働いてきた経験も生かしたい。美味しいコーヒーにはこだわりたいし、ラテアートもやりたい。紅茶専門店でも働いていたから美味しい紅茶も出したいし。提供する焼き菓子も、イタリアのものを中心にヨーロッパの伝統菓子を季節ごとに作れたら楽しいだろうな。

友達や知り合いにはやはり食関係の人が多いし、兄は鍼灸師だし、美味しいものと健康についてのイベントもいろいろできると思う。もちろん音楽家の皆さんには演奏で協力して頂きたい。

少しずつ、具体的に案を練っていこうと思います!

パン教室「Sun&Moon」さんにて

糖質オフダイエットについて語った次のブログが糖質の話になってしまって申し訳ないのだけども笑 以前ここで宣言した通り、フランスパン教室に行ってきました(一応言い訳すると、3days糖質オフダイエットを始める結構前から予約していたものだったのです笑)。

さて、私はパン作りはもっぱらホームベーカリーで行っていて、食パン以外のものも生地をホームベーカリーで作って成型ということがほとんど。そんな延長でフランスパンも2度ほど生地づくりをホームベーカリーでやったのだけど、どちらも膨らみ過ぎてしまい、味はパンとしておかしくないんだけどなんだか腑に落ちない仕上がり。。あんまり悔しくてフランスパン教室に行ってやる!と決意。

しかし、パン教室と言うと全何回などのコースでの受講がほとんど。いや、やってみてもいいけどそこまで定期的に通えるほどの時間が確保できるとも思えない。単発でフランスパンのみやってくれる教室はないか。

という訳で条件を絞って検索してみると、なんと横浜で単発でフランスパンのみの受講が可能なパン教室を発見。

パン教室「Sun&Moon」

http://sunmoon.yokohama/

早速問い合わせて、フランスパンの第1回目のみの受講が可能であることを確認。予約をいれました。

いやーーーすっごく良かった!ちゃんと理論的なことも教えてくれる本気のお教室でした。普通パン教室だと何回か基本的な講座を受けないとフランスパンは作らせてもらえないみたいなのだけど、こちらの教室はフランスパン、食パン、クロワッサン、菓子パンなどのジャンル別で基本全4回の講座だが単発でフランスパン第1回目、とかのみ受けることができる。

私は自分でフランスパンを作るのに何かちょっとしたコツを習得できたらなと思って行ったのだけど、ちょっとしたコツどころかほぼ全般的に間違ってたことがわかり、、そりゃあ美味しいのできないよなと心の底から納得笑

まず第1に水分量。フランスパンは他のものに比べて水分量が多いので成形しようとするとかなり手についてしまう。私はホームベーカリーに捏ねは任せていたけど出来上がった生地がかなりべったりしてたので何か間違えたかな?と思ってまとまりやすいように粉を追加してしまった。←一番やっちゃダメなことと言われました。。

それと、ホームベーカリーと比べて手捏ねだときっと大変だろうなと思ったら、フランスパンの場合そんなに力を込めて捏ねる必要はなく、捏ねる時間は合計5分程度(そこまでの過程とか理論とかいろいろあるのですがうまく説明できないので割愛)。

圧倒的に間違っていたのは発酵の温度。私が試したレシピはソフトフランスパンだったのでそのせいもあるのかもしれないけど、発酵の温度は書いてなくて1.5倍くらいに膨らむまでとあり、電子レンジの発酵機能使ってもよしとのことで普通に40度で発酵させてた。私が作ったフランスパンはムクムクとよく膨らんでいて、レシピにある大きさよりかなり大きく太くなってしまっていた。発酵させすぎだった、ということですね。

フランスパンの発酵温度は20-22度程度だそう。。フランスパンには砂糖が入っていない分、旨み成分を引き出すのに急いで発酵を促しすぎないでゆっくり時間をかける必要があるとかで。いやあ、そんな理屈も知らなかったもんなあ。。

それと、フランスパンを作ろうと思って私は嬉々として富澤商店でフランスパン専用の山型の板を買ってきたのだけど、今回のレシピでやる限りではこの型はあんまり使う機会がなさそう。。

f:id:buonaforchetta2019:20190910204459j:plain

フランスパン用の鉄板

通常フランスパンを発酵させる時は、大きな箱にキャンパス地の布を山谷になるように置いて、その隙間に生地を置いて発酵させるとのこと。この上の鉄板だと、結構細く短いフランスパンにしないと発酵した時に形がいびつになってしまう(実際なって、そのまま焼いたので下の部分だけ細いパンになってしまった。。)

 それからクープの入れ方。クープと言うのはフランスパンについている模様のことだけど、これも思ったよりかなり縦に入れないとならないようだ。

f:id:buonaforchetta2019:20190910205548j:image
f:id:buonaforchetta2019:20190910205545j:image

 横に入れてしまって失敗した前回のフランスパンがこちら。

f:id:buonaforchetta2019:20190910205701j:plain

クープを横向きに入れすぎてしまってる

今回作ったのはミニバゲット2本(1本はチーズ入り)ミニと言っても30センチくらいはある。

f:id:buonaforchetta2019:20190910205907j:plain

同じ生地で作ったソーセージパンとあんぱん。あんぱんにはクリームチーズも入れて、けしの実を使って模様や顔を付けたりも。

f:id:buonaforchetta2019:20190910205940j:plain

f:id:buonaforchetta2019:20190910210514j:plain

そして更にシャンピニオン、タバティエール(煙草入れの意味)、フォンデュ(双子)

f:id:buonaforchetta2019:20190910210149j:plain

フランスパンは基本3時間以内に食べるのが一番美味しいそうです。後はどんどん水分が抜けて固くなっていくばかりとのこと。なのでお教室で焼きたてを食べるのが一番美味しいタイミングだそうで、もうどれもこれも美味しかった〜!

チーズパンのチーズの入れ方、餡の包み方そんなものも、バランスのいい入れ方などを教えてもらえたのだけど、へえええそうかこうすればちゃんと具が真ん中に来るのね、と感心することばかり。今回は他に生徒さんがいなくてマンツーマンだったので、質問もあれこれできて助かりました。

そんな訳で他に生徒さんがいなかったので、同じだけ作った先生のパンを味見で食べて残りは全部私に持たせてくれて(恐らくはいつもは生徒さん内で分けたりするんだろうな)合計もんのすごい数のパンをお持ち帰りすることに笑。さすがに冷凍庫にも全部入りきらないので、帰りに地元の友達と姉におすそ分けしましたが。

今回の最後のびっくりポイントは、フランスパンてバゲットとかバタールとかパリジャンとか呼び方いろいろあるけどなんの違い?と思っていたら、全部生地は同じで、長さとクープ(切れ目)の数で呼び分けられるんだって。へぇぇ〜!!バゲットは68センチ、クープは7〜8個ないとバゲットとは呼べないそうなので、今日作ったやつも普通に大きかったけどこれはミニバゲットとなるよう。長年なんとなくモヤっと違いがわからなかった謎がはっきりしてスッキリ笑

f:id:buonaforchetta2019:20190910210437j:plain

いやはや、やはりちゃんと習ってみると全然違いますね。道具の使い方から、生地のこねかた、成形の仕方、オーブンの使い方のコツなどなど、、レシピを見てなんとなく作ってるだけではわからないことがいろいろわかってかなりの収穫がありました。

これまで焼き菓子は見よう見まねでかなりいろんなものを作ってきて、それで割となんでも美味しく作れてたのでそんなに焼き菓子で挫折感を味わったことはなかったんだけど、パンはもう少し繊細な世界なんだろうなあ。生地の発酵具合や手触りの変化なんかレシピからはわからないもんね。

俄然、フランスパンの2回目以降の講座やクロワッサンの講座なんかも受けてみたくなりました。山型の食パンなんてのも大好きなので作ってみたい。ていうかクリスマスシーズンにパネットーネとかやってくれないかね笑

いま糖質制限中なのですぐにまた作るのは無理かなあと思うけど、でも覚えているうちに早めに復習したいところ。だけどいずれにせよ3時間半はかかるので(普通は5時間とかかかるらしいけど、今回はこれでも時短レシピを教わっている)ゆっくり時間取れる時じゃないと難しいがいつまとまった時間が取れるのか。。

3days糖質オフダイエット

8月後半くらいから表題の糖質オフダイエットをなんとなく始めてみている。3days糖質オフと言っても3日間糖質オフをするダイエットではなく、3日間の食事サイクルを繰り返していくダイエットだ。具体的には1日目は朝昼に炭水化物を摂り、2日目は昼のみ炭水化物、3日目は炭水化物なしの3日間のサイクル。摂って良い炭水化物はご飯だとしたら100g程度に留める。

その他に気を付ける点は炭水化物を摂って良い日も高糖質になるお菓子類などは極力避けること、たんぱく質をしっかり摂ること。たんぱく質を摂る際も脂質の多いものには気を付けること。*お肉が大丈夫と言って脂たっぷりの赤身肉を食べたり、鶏肉が高たんぱくだといってもから揚げとかチキンカツとかにしてしまうと駄目と言うこと。いや、食べちゃうけどね笑

私は一応糖質オフのお菓子を製造販売しているので糖質オフの食事に関してはいろいろ勉強して、実際に自分でも何度か糖質制限をしていた時期もある。ものすごく簡単に結論を言うと、糖質オフダイエットというのは確かに短期間でダイエット効果を上げることはできる有効な手段であると思うけれども、特に血糖値に問題がない人間が長く続けるにはやはり栄養バランスと言う点ではあまりふさわしくないように思える。やはり人間の体はいろんな栄養を必要としていてそれをバランスよく摂取するのが正しいことなんだなと思うから。

でもそれはもちろん、正しく栄養素をまんべんなく摂れていればの話であり、実際はやっぱり何かしら栄養が偏っちゃうものである。私はなんだかんだいって炭水化物が好きなので、うっかりすると摂取量が増え、あれあれという間に顔も体もぽっちゃりしてくる。。なので時折の炭水化物抜きのための糖質オフは必要と言えよう。

ちなみに炭水化物(糖質)を摂りたいという衝動は体が求めてるものなのではなくて脳みそがそう信号を送ってしまっていることが多いと聞くので、意外によっしゃ糖質控えたろ、と頭を切り替えたら意外にあっさり糖質を控えられる。

さて、2年ほど前にモニターに当選して週1断食、後の日は糖質制限という生活を1か月したことがある。毎日食事記録を付けて週1回提出、その時にいろいろアドバイスをもらえる。結果はなんと1か月で6キロの減量に成功。しかもそれも決してげっそりした痩せ方ではなく、毎日毎日面白いようにするすると体重が減っていった。週1回断食をすることで胃腸を休ませ、免疫機能を回復させるということが1番効いたと思うけど、それ以外の日の糖質制限がかなりハードだったのでその相乗効果なのではないかと思う。週1回の断食も(水は飲んで大丈夫)最初の2週目まではかなりきつく、常に空腹と戦っていたが、3、4週目は割となんでもなかった。

頭もかなりクリアになり、体もかなり軽く快適だった。

でもやっぱり、いくらこんなに効果が出たとしても、これはモニターだったから経過をじっと見られていると思うからできたことであって、モニターを終えて監視笑 がなくなった状態で続けらるほど楽ではなかった。もう1か月やれば今度は体脂肪がぐっと落ちますよと言われたけど全然できなかった。。

それから2年かけてやっぱり炭水化物や甘いものを好んで食べてしまう生活に戻ってしまう。でも今年の4月に久しぶりにひどい風邪をひいてしまって、ずっと治まっていた喘息の症状もぶりかえし、今年の梅雨の長さ、夏の暑さにやられてアレルギーもいろいろ出てきて、かなり体調不良が長引いてしまった。この時の自分の体の回復力の余りの遅さには本当にびっくり。これはそもそも食生活の乱れから来る腸内環境の不調から来てるんだろうなあと猛反省。アレルギーとかも腸内環境の悪さから来るって言うからね。

そんな折にたまたまネットで見かけて買ってみたのがこの本。3日間の中で炭水化物を摂らない日を作ることで臓器を休めて、脂肪が燃えやすい仕組みを作るとのこと。

f:id:buonaforchetta2019:20190905233002j:image

参考リンクはこちら

https://ddnavi.com/review/556731/a/

この食事制限は糖質オフダイエットをやったことがある人ならわかると思うけど、かなり楽です笑 炭水化物食べられないのは3日に1日だけだし、他の日はむしろ食べることを推奨されている。うーん、こんなので効果あるのかなと半信半疑だったけど、早くも1サイクル目で目に見えて体重が少しずつ減ってきています。なんだか体も軽くなってきて、ぐずついていた体調もかなりすっきり。

まあ、というかこれまでがまず食事の量が圧倒的に多かったこと、それとつい仕事の後疲れていることを理由にちょっとした間食をすぐにしてしまっていたこと、これらをセーブするだけでかなり変わるだろうなあとは思います。これからどう変わっていくか?

糖質オフをしている時ってやはりどうしても食事が難しいのだけど、この本は食事の参考例などもたくさん載っていて助かる。私はお料理が好きなのでいろいろ工夫はできるけど、どうしても似たようなメニューになって飽きてしまうことが多いから。

糖質オフメニューとして使えるのはお肉(牛や豚の赤身よりも鶏肉などがベター)や魚、豆腐類(厚揚げを良く使う)、納豆など豆類、チーズ、野菜(根菜を避ける)などなど結構選択肢は多い。

朝ご飯には焼いた厚揚げに納豆を乗せたり、チキンやツナ、卵からたんぱく質をもらってサラダにしたり。炭水化物を摂っていい日のご飯は玄米にして、納豆と卵と玄米で。

f:id:buonaforchetta2019:20190905233041j:image

f:id:buonaforchetta2019:20190905233048j:image

全粒粉入りの黒ごまパンを焼いてチキンを挟んで食べたり、晩御飯は玉ねぎたっぷりの豚肉の生姜焼きにして、たっぷりのキャベツの千切りと食べたり。

先日ジップロックでサラダチキンを作りましたが、簡単で柔らかくなってとっても美味しかった~!

参考レシピ

https://cookpad.com/recipe/5511983

この3daysダイエットも3か月以上続けるのは良くないとのことなので、とりあえず3ヵ月ゆるゆる楽しんで、腸内環境しっかり整えていきたいなと思います。また経過報告します~~

小林道夫先生のサマーアカデミーに参加して

東京藝大のバッハカンタータクラブのOB会が主催している、下田でのサマーアカデミーに参加してきました。3泊4日のスケジュールで2つのカンタータのリハーサルを行い、最終日に器楽曲1つを加えて特別演奏会を行うというスケジュール。今回はカンタータはBWV101と147、器楽曲はブランデンブルクの5番。

私はこのセミナーには初回を除いてずっと参加させて頂いていて、一昨年イタリアのセミナー参加、昨年は本番が重なってしまい今年は2年ぶりの参加でしたが、なんと今回で11回目のセミナーなのだとか。もう8回も参加させて頂いているのだなあ。

今回はBWV147のソロを歌わせて頂きました。今年はそうでもなかったので良かったけど下田と言う遠隔地なのもあるのか、もったいなくも毎回合唱の人数があまり揃わず各パート声楽科が2人くらいしかおらず(芸大のカンタータクラブの部員は楽理科も多く、また器楽の人も降り番の時は合唱に乗るので一通り人数は揃うのだが)私にとってはありがたいことに毎回何かしらのソロを歌わせて頂いています。アルトの声楽科が1人しかおらず1回だけアルトのレチタティーヴォのソロを歌ったことも笑。

私は最初大学ではドイツ語を第1外国語としてとっていて、将来はドイツの歌劇場でオペラデビューなんてことを夢見ていたのだけれど、ある時発声で悩んでいた時に友人から紹介された先生がたまたまイタリアが長い先生だったことから、レパートリーとするものがイタリアものへとシフトしていきます。

イタリア留学中はまあなんかいろいろあって、それはそのうちゆっくり書けたらと思います笑

帰国後、大学院は古楽科へ進みカッチーニモンテヴェルディなど主に初期バロックの作品を研究していたのだけれど、同時にバッハなどドイツ音楽を演奏する機会も増え、バッハを専門とするアマチュア合唱団のボイストレーナーを務める様にもなりましたが、やはり留学経験のあるイタリア語に比べるとドイツ語がなかなか自分の自由にならない(いやイタリア語だってそんな自在なわけじゃないけど)ことにずっと歯がゆい思いをしていて。下田のセミナーでも道夫先生に、そんなに立派な声で歌わないでいいから、もっと言葉を勉強して、語るように歌って御覧なさいと言われることもしばしばでした。。

そんな今から4年くらい前のある時、同じ合唱団のアルトのボイストレーナーの永島陽子先生のディクション(言葉の発音法とでも言うのだろうか)のレッスンを拝見する機会があり、そのあまりの指導の明確さ、素晴らしさに感動してもう今始めるしかない!と一念発起してすぐさまレッスンをお願いし、定期的にディクション指導に通うように。

永島先生のレッスンを受けることで自分が今までいかに間違った方向に一生懸命頑張ってきたか(少なくともディクションに関しては)ものすごくよくわかりました。。ドイツ語はイタリア語に比べてものすごくたくさん子音があるので、それをしっかり発音するためについ力んでしまうけど、力むのではなくむしろ力を抜いてしっかり息に乗せて発音していくことで美しいドイツ語になるということ。

もちろんそれが自然に美しく流れるためにはたくさんのテクニックが必要なわけで。体の使い方、唇の形、息の流れなど基本的な身体的なテクニックの上に、子音をどうそこに乗せるか、あいまい母音をいかにしっかり支えて歌うか、フレーズをどう運ぶか。結果自然な美しいディクションで歌えるようになるために、どれだけの準備が必要か、本当に途方に暮れる作業だ。だけどその少しずつの積み重ねでしかないのだと思う、音楽というのは。

永島先生のところでバッハの受難曲のソロなどをしばらく見てもらってから、ドイツリートに移行してシューマンの勉強を始める。いくつかの歌曲をやった後に、大曲「女の愛と生涯」も。これは半年ほど勉強して無謀にも下田での小林道夫先生のセミナーの公開レッスンで歌わせて頂いた。*今はやらなくなってしまったようだけど、昔はカンタータのリハーサルの他に個人の公開レッスンの枠があったのです。

永島先生は本当にとても多くの時間をかけて丁寧に1つ1つの言葉の発音を見て下さるのだけど、正直最初は、そうじゃない、とか、そう!いまの良かった!と言われても何が違うのかさっぱりわからないことも多く、その発音はちょっと田舎っぽい、と言われても、出ている音にどんな違いがあるのか実感としてよくわからなかった。

でもこの時の下田で「女の愛と生涯」全曲を歌った時に、道夫先生から、時々あいまい母音がうまくいかず全体の格調を損なってしまうところもあったけれど、絶妙にあいまい母音を混ぜて美しく表現できているところがいくつもあったので、これからもその格調にこだわってやって御覧なさいとおっしゃっていただけたのです。

永島先生のレッスンでは、特にリートでは子音の表現とまさにその母音のあいまいな音色をいかに美しく表現するかと言うことをとても大事にしていたのだけど、それをしないことで、ドイツ語がわかる人からしてみればどれだけの違和感なのか、その音色がどれだけドイツ語にとっては当たり前なのか、何かそういうことが実感としてわかったのはとても大きな経験でした。

この2年は自分の身の回りの変化(自分の結婚や身内の不幸が立て続けにあってだいぶ慌ただしい時期だった)もありなかなかゆっくりレッスンにも通えなくなってしまった。下田のセミナーも2年ぶりの参加で、かなり緊張して臨んだけれども、以前のように言葉のことばかり言われてしまうというよりは、もう少し音楽の表現についてお言葉頂けるようになり、少し嬉しい反面、この2年で更にもっと勉強できていれば、、と言う思いも否めなかった。いや、更に勉強していけたとしても、やっぱりまだ足りなかったと思うのだろうけど。

セミナーで歌ったBWV147番のアリアはバイオリン独奏と共に奏でられるとても美しいアリアです。美しいのだけど、その流麗な旋律を自然な流れで歌うのは至難の業。音域も高い。ともすればテクニックだけできっちり歌うことに終始してしまいそうになるその曲を、無駄なものをそげ落とした、とても自然な流れへと導いて下さった。でもそれは決して簡単なことじゃなくて、日に日に試行錯誤してはうまくいかなくてぐったりの毎日。。

f:id:buonaforchetta2019:20190830233253j:plain

カンタータクラブOB会FBページから頂きました。

でも、先生から頂く言葉は本当にシンプルだけど大事なことばかり。緊張で震えながらも、先生からのアドバイスがありがたく胸がいっぱいになることもしばしば。そんな瞬間を持てることは音楽家にとって本当に幸せなことです。

先生のおっしゃっていることをどう表現したらいいのかよくわからなくなって行き詰ったりもしましたが、周りの先輩方も声をかけて下さり、また違う角度から試してみたり、器楽の皆さんにも助けられて本番はなんとか歌い終えることができました。

BWV147番の最後のコラールがとにかく素晴らしかった。あの前奏が流れてきた時、聞きなれた旋律のはずなのに、天国にいるかのように美しく、ぐっとこみあげてくるものがありました。アンコールでは管楽器が抜けた弦楽器とオルガンのみでの演奏での同じコラール。こちらは更に非常に美しく、いつまでも終わってほしくない、と願うほどでした。

素晴らしい下田での4日間でした。

Macineを作ってみた

前回桃の話をしたが、引き続きイタリアで食べていたものたちの話。

イタリアに行くとよく食べるもので、昔は日本では手に入らなかったものの、最近になって少しの種類だけ入ってくるようになったのはこちらのムリーノビアンコシリーズである。

f:id:buonaforchetta2019:20190809225207j:plain

これを朝ご飯にしてカフェラテに浸して食べるのが好きだったなあ~~。このシリーズから4種類、小袋タイプで最近イオン系のスーパーや駅の紀伊国屋などで見かけるようになった。でもこのシリーズはスーパーで20種類くらいはあるので笑 4種類なんて微々たるものである。それに一番好きなMacineというやつがないのだ。Macineはこのシリーズの中でも恐らくは最もシンプルなもので小さな穴のあいたドーナツのような形をしている。これが一番カフェラテに合うと私は思っている。

f:id:buonaforchetta2019:20190812170259j:plain

実はMacineはムリーノビアンコのHPにレシピが載っている。その昔あんまり食べたくて作ってみようかとも思ったのだけど、イタリアと日本だと小麦粉の表記が違うので材料の小麦粉何を使ったらいいのかわからなくて諦めたんだっけ。そのあたりもちゃんと調べて今度トライしてみよう。少なくとも桃を育てるよりは簡単なはずだ。

・・・と書いていたら無性に食べたくなり、その今度はあっという間にやってきた笑

Macine ricetta(レシピ)で検索するとムリーノビアンコのHPのものも出てくるけど他にもいくつかのサイトでレシピが確認できる。そして少しずつレシピが違う笑

イタリア語のサイトに書いてある材料をなんとなく日本の材料に置き換え、混ぜ合わせて冷蔵庫で生地を寝かせる。丸型のクッキー型で抜いてから、真ん中に穴も開ける。こんな小さい穴があけられるような型抜き持ってないよーと思っていたら、レシピ動画ではホイップクリームの絞り金具で穴を開けていた。なるほど!

レシピ通りに170度15分で焼いたらあんまり色が付かなくて心配になり、少し延長して少しだけ焼き目を入れる。

できあがったのがこちら。おお、Macineっぽいよ!

f:id:buonaforchetta2019:20190812171430j:plain

肝心の味ですが。。うん、ちゃんと味もMacineっぽい!!でも多分もう少し薄く型抜くべきだったんだな。このままでもサクサクしているのだけど、実際のMacineはもっとクッキーらしくサックリしている。これは少し時間が経ったらソフトクッキーみたいになっちゃった。もう少し薄く抜けば本物にかなり近くなるのではないか。

という訳で1週間後くらいに執念のリベンジ。生地をもう少し薄くして型も小さめの丸型を買って試してみたら、予想通り前のよりサクサクになってかなりいい感じになりました~

f:id:buonaforchetta2019:20190821201410j:plain

本物の見た目に段々近くなってきた

でもなんかやはり香りが足りないのである。。本物はもっとなんというか甘い香りがしているんだ。そこで、レシピを2つのサイトと動画でよくよく見てみる。私はこの材料どうせ日本にはないし、クッキーなんだからベーキングパウダーでいいかーとベーキングパウダーにしてたのだけど実際はlievito vanigliatoかammoniaca per biscottiっていう粉を使ってるんだよね。どちらも酵母にあたるものかな?つまりどっちかというとベーキングパウダーよりイーストの方が近いのか?でもドライイーストを代わりに使うのは何か違う気がするんだよなぁ。

f:id:buonaforchetta2019:20190821202528j:plain

バニラの酵母なるもの

しかもバニラ酵母ってなに??と思って調べてみたけど日本のサイトではほとんど出てこず。バニラビーンズを発酵させてできるものらしいけど発酵にものすごい時間がかかるらしい。日常気軽に食べるものを作るのにそんなに手間暇かけるわけにはいかない。

イタリアAmazon見てみたらすごい安いものだし、なんかそんな手間をかけずに普通に手に入るものなんですよねぇ、イタリアなら。日本で何か代替品になるものはないのか。きっとこの粉を使うかどうかがあのMacineの風味に響いてくるのだろうなぁ。。eatalyとかで扱ってないのかなぁ。近々イタリアに行く人がいたらお願いしたらいい訳だが、なんかそれはそれで負けた感が笑

というわけで、研究は続く、、、あっでもこれはこれでかなり本物には近い感じで美味しいですよ♪

f:id:buonaforchetta2019:20190821201915j:plain

セブンのラテですが笑 こんな感じにして食べるのです~